予習のススメ

平成23年5月26日(水)、京都・立命館大学衣笠キャンパスにて行われるトークイベント、「第5回 ビデオゲーム・カンファレンス―ファミコンとの出会いvol.4 『家庭用ビデオゲームの黎明』」の予習用にと、誰に頼まれるわけでなく特設ページを作りました。

名づけて「特別企画:パンフレットでたどるオムニボットとぴゅう太の世界」。
興味ある方はODYSSEY2001の新着情報からどうぞ。


今回の主役である元・タカラトミー社の山崎芳郎氏は、かの16ビットグラフィックコンピュータ「ぴゅう太」の営業戦略を統括された方で、私が尊敬するプレ・ファミコン期の心のヒーローのお一人です。
それだけに、任天堂上村雅之氏との対談は、まさにぴゅう太×(クロス)ファミコンとでもいうべき、夢すら越えた衝撃の競演であるわけです。、


ただ、文句を言うわけではありませんが、この夢はいささか唐突に実現するせいか、世間での盛り上がりはさほどでもない感じ。
開催場所が、地方である京都だからなのか、平日のしかも開始12時台という悪条件がそうさせるのか。
まあ一般的には、だからどうだ?ってことなんでしょうけれど、私のようなバカのつくクラゲーマニアにしても、何かこう話題先行ではしゃいでいるような、決定しただけで浮き上がってしまっている気になっているのです。

ひょっとしてあれですか?ゲーム動画を見てプレイした気になっているという?!これではいけません。


満を持してその日をむかえるにはどうすればいいか?深く実のある質問はどうあるべきか?
そのために準備すべきこと。それは”予習”でしょう。


それにゲーム学科の教授、学生などビデオゲームが研究科目として身近にある人々ですら、例えぴゅう太ファミコンの名前は知っていたとしても、当日配布のレジメで即反応できるほど、わかりやすいものではない気がします。
何かしら、そういう方々でも自分のペースで予習出来る素材のようなものがあれば・・・
そこで今回、客観性があるパンフレット主体のページを作ろうと思い立ったわけです。



公開に際しては、タカラトミーさんの方に許諾の依頼を行い、「許諾済みの画像である」との表記であればという指導の下、パブリシティと同様の扱いで認可いただきました。
このお返事がまたすごく早くてびっくりしました!
ヘビー感謝しておりますです。


その他、お知らせ=校正を使命とされる方々若干二名様にも、文脈のズレやデッドリンンクの指摘をいただいた次第で感謝感激でございます。まあ、あらたに外部からのデッドリンク問題をかかえていたことに腰を抜かしてしまったのですが・・・(泣きながら修正中)


さらに、なにやらわくの表示がずれるだとか、パンフレットの数が少ないだとか、みなさんおっしゃりたいことはたくさんあると思いますが、もう構造的にこういう形でしかできない実情であることに免じてご勘弁ください。



しかし、webコンテンツをつくるのは楽しいですね。
本当に久々のODY201の更新でしたが、数年来我慢していたものが発散できた感があります。


学術イベントで得られるものは、予習に比例すると思います。
私なりに、製作のために各資料や当時の新聞をかたっぱしからめくったことで、結局は、私自身に一番よい経験となってしまった・・・となればいいんですがね。


最後にひとこと。
こんな夢のイベント、おそらくもう二度とありませんぜ!