ファミコン・マイコン80
クラゲーマニアの悲しいサガですな。
「ファミリーコンピューター」なる修飾をのせた
こんな製品を、朝日新聞(1978年)の片隅に見つけてしまいました。
「マイコン80」という名前の製品です。
8080CPU、4kB RAM、256bのROMを持つシステムに、
「銀座ゲンズ」というこのメーカーが
独自にキーボードを載せたようですね。
(BASICを搭載しているかはイマイチ不明)
ゲームは「スタートレック」「ダービー」など。
この「ゲンズ」が独自にプログラムしたソフトが(も?)あり、
メディアはカセットテープですが、
デッキはお手持ちのものを使ってください、とのこと。
ソフトの価格は5,000円、本体は99,800円。
1979年の製品です。
私は「銀座ゲンズ」の名前をこれで初めて知りました。
コンピュータチェスや万歩計などをオリジナルブランドで出しているのですが、
”フレッシュな感覚の生活用品を世界中から”という
コピーが踊っているところを見ると、
メーカーというよりは、商社に近い印象です。
電子系に傾いた「王様のアイデア」という感じかな?
テレビゲームの専用機でも出していてくれていたら、
さぞかし食指が動いたことでしょうが。
まあしかし、ファミリーのためのコンピューターという触れ込みは
80年代初期には、家庭に食いこむための
いや、ママ攻略の最強のコピーとして
さかんにイメージ展開されていますねえ。
※追記
FAMILY COMPUTERの赤い色は、私が着色したものです。