テレビテニスを太陽に透かしてみれば(1)

テレビテニスは資料こそ多いものの、証言が大変少ないゲーム。
でも、それはなぜか?ってことを掘り下げてくると、事象はもちろん、いろんな深い部分が透けて見えてきて興味深い。最近そのあたりにダイブしています。


よく考えてみれば、なぜ当時中小企業だったおもちゃメーカーが、まるで畑違いの電子の塊なんて作ることになってしまったのか? どう考えてもNECあたりの商品でしょう。
不思議不思議。


かの山内氏は講演会の中で「変化の中で仕方なしに」とおっしゃってます。やりたくなかった。けど、そういうものも取り入れないと企業がやっていけなくなっていく時代だった。利益が出た話もたくさんある。けど、利益が出なかったメーカーの方が多い。まさに悲喜こもごもですな。
さまざまな思惑が、このテレビテニスという日本最初のゲームを通すと見えてきて楽しいんです。