川崎麻世はアイドルのインベーダー大会で優勝していた

cvs-odyssey2009-09-21


拙作ODYSSEYの「テレビゲームの数」コーナーにて公開中。
http://www.ne.jp/asahi/cvs/odyssey/hyperlink/setframe_dataroom_numbers1.html


ソースは雑誌「平凡」の1979年4月の記事。
若手アイドル30人がエントリーするインベーダーゲーム得点競争企画で、
シンプルに誰が一番高得点を取れるか競うもの。
結果は、郷ひろみの6650点、リューベンの3500点をはるかに越える10,000点をたたき出した麻世さん(あえてこう呼ぶが^^)がぶっちぎりで優勝した。
スゲー! 麻世さんスゲー!っす!


でも、実はこの記事は眉唾なんですね。
だって、岩崎宏美とか狩人の得点をよく見れば・・・ね?
アイドルはファンに夢を売るのが商売。芸能雑誌はその幻想を後押しするもの。特に昔はその風潮も強かったということで。
今なら「証拠見せろ」とブログで煽らるんだろうか? せちがらい世の中です。


まあ、アイドル雑誌にこういう企画が載ることが当然なぐらいに、'79年のインベーダーブームはすごかった。
町の喫茶店から、歌舞伎町の繁華街、果ては100円玉を発行する日本銀行からレーガン大統領の娘まで
日本どころか、世界レベルでインベーダーゲームの魔力にとりつかれていた。
幻想なんかじゃなく、リアルな事件だったわけです。
新聞、テレビ、雑誌、ニュース、すべてのメディア、
いやいや、子供の落書きにあふれるくらいまで、インベーダーは紹介されていたものだ。
まさに社会現象の真骨頂というべきものがこれだった。


だから、インベーダーゲームは、本当にネタにこと欠きません。
クラゲーサイトの一コーナーに収まるはずもなく、
これ一本で専用サイトが運営できてしまうはず。


インベーダーゲーム文化論かあ。
誰かやればいいのにね。
その気になれば、映画化だってできるはず。
そこには喜怒哀楽のすべてが詰まっているはずから。