no poor ,more suprise

cvs-odyssey2007-08-10


本日配布の「dictionary」#117、
待望のゲットです。
YMO特集の予告に早くからワクワクしていたマニアも多かったはず。
しかしディクショナリー、いつのまにか小さくなったなあ。


おなじみのディスクガイドじゃないので、
そのあたりを期待しているとちょっと雰囲気は違います。
目から鱗だったのが高野寛氏 a.k.a HAAS。さすがとしか!

健康な時代に「ビョーキ」のキーワードとシンクロしてたのがYMO
ところが、今リアルに病んだ時代になってしまって、
そこに地球温暖化防止(LIVE EARTH)のためYMOが出現した。
まさに陰と陽の逆転。社会的な変化がなければYMOも復活しなかったのでは。

8.10 高野寛×高田漣 YMO対談#7
from media CLUBKING/Time:00:09:20/ストリーム配信/podcast対応/分割対談の#7です。




ところで、かの飯野賢冶氏が巻頭でテキストを書いているんだけど
氏が今、このCLUB KINGのシーンの中にいるということがすごく興味深い。
90年代後半のゲームクリエイター全盛の時代、
シーマンの斉藤氏、ドシンの飯田氏などを中心とするエネルギー帯があって、
サタマガ世代は毎週楽しませてもらったんだけど、
日本のゲーム不況とともに僕らもゲームを離れていったっけ。
(ああ、中田編集長はどうしているんだろうなあ)


もともと、斎藤氏=シーマン「20世紀のポテチン」CDでわかるように、
とんがった系クリエイターと桑原茂一氏周辺の親和性は高かったのだけれど、
D2前後の元気な時代に、そのあたりの名前を耳にすることがなかったので、
今このタイミングは偶然なのかな?という興味がある。

テキストの末尾、また、
AFTER SERVICE KYOTOでも聞き逃さなかった通り
その飯野氏が表舞台に帰ってくるのは、好事家としては実にうれしいこと。
それがもしコンシューマーゲームだとすれば
DS&wiiが、全世代老若男女参加という活気をとりもどしつつある時代だからこそだと
思うし。



反権力、仲間、ファッション、反PTA、反マスコミキャラ、インパクト、ダンサンブル、自由な表現・・・
クラブカルチャーから生まれる思想が、ゲーム界を”再び”震撼させたら
さぞ痛快だろうなあ。
たくさんメディア露出しているので、さぞ売れるだろう的なタイトルにもいいかげん飽きてきた。
そろそろ、ビデオゲームってのもまんざらじゃな、と感心させてくださいな。久々に。


あ、忘れちゃいけない。これからのもうひとつのキーワード、
”eco”ですね。まちがいなく。


ちなみにODY207、拡大JavaScriptのところでファンをまわすんだよなあ。
反ecoだぜ全く。グスん・・・。