1978年のアドオン5000

cvs-odyssey2008-03-06


在庫がだぶついたLSIチップをどうするか?
例えば、1978年の6月において、
デザインを変えただけのTV JACK Jr.の販売計画が立ち上がるも結局は消えてしまう。

ちなみに任天堂エポック社は従来筐体(6/15やシステム10)のまま販売継続、
トミーはすっぱりやめてぴゅう太まで冬眠しました。
バンダイは迷いがあるというか、今で言うところの”微妙”な感じを
引きずっているんですよね。


同時期TV-JACK アドオン5000が企画されたのも、
当然次代のテレビゲームの意味合いもあったのでしょうが、
この専用カセット#1に使われたのが、1000〜1200共用TMS-1955チップで、
本体に標準セットという形にされたわけですから。
そういう在庫処理の意味合いがひとつにあったのだと思います。


結局、その敗戦処理みたいな思想であるところに、
このアドオン5000が、あまりにもマイナーに甘んじている
原因がある感じもするのです。
カセットビジョンに3年も先んじているのに、
いまだに日本初のカセット式と間違えられることもないしねえ(^^;
(ちなみに初は「V.C.ロック」なのはご存知の通り)