TVゲーム6/15の話(2)･･･裏ワザでもルーツ

テレビゲーム6/15には隠された(?)もうひとつのゲームが存在します。
つまり、実際はテレビゲーム8/17なわけですね
（あ、まじめにとらないように）。

やり方はゲームのセレクトレバーをずらして、ゲームとゲーム（なんでもいい）の中間地点にセットするだけ。そうすると画面のようなオープンフィールドのポンテニスが出現します。
イエローグリーンの背景に涼しげな高周波ノイズ。
うむ「レモン・スカッシュ」って名称はいかが?

スイッチをずらす、つまりゲームを何もセレクトしないということは、信号をオープンにするってことですから、多分6/15はこのレスカ画面がベースに、ここに障害物やらを足していく思想になっているんでしょうか?　違うかな?

ま、色が違うだけのテニスであるレスカは、
ゲーム的にはテニスとなんら変わらないわけですが、
現物では未確認ですけど、資料によると
有名なAY-3-8500チップ製のテレビゲーム機では
（バンダイのTV-JACK1000とか、トミーのTV-FUN401とか）
ゲームセレクト信号をすべてオープンにすることで
3vs2という変則パドルゲームが出現してしまうそうです。

通常ゲームに飽きたらこういうことをやるってのは子供のお約束。
電子ゲームでもファミコンでもよくやりましたっけね。
製作者のあずかり知らぬ現象、子供の探究心をあおるという部分において、これもまた裏ワザの原点といえるかもしれません。