表紙のはなし・未商品化編

今回は試作機やアマチュア製品編をお届けしましょう。



プレステのご先祖?!名前すらないソニーの未発売ゲーム機です。
ゴールドがかっこいい!限定色じゃありませんよ。詳しくは2001の未発売コーナーをどうぞ。


このマシンはですねー、当時バッファロー吾郎の木村さんがラジオで「私だってプロレスやお笑いだけじゃなくこういうところにも行くんですよ!」と本田・井深展にふれていたことに端を発します。で、おなじみのバッファロートークを笑いながら聞いていると、「ファミコンより前のテレビゲームがあったりですねー・・・」という一言が。
またまた木村さん〜、それってどうせMSXのHIT BITのことでしょう、とえらそうに高をくくりつつ、おもしろそうなのでちょっと行ってみるかと足を運んでみたんです。そしたら、とんでもないものが置いてあったと。
いやはや、おみそれいたしました。さすが魂斗王、笑撃が違う。





おそらく上の後続機で、1976年9月にエレクトロニクスショーに出展されたソニーのマシンです。
電子材料のモノクロページを彩色。不思議系のイメージを出そうとしていたのかな?

この一連のハードは、レポートコーナーをつくった当時はかなり謎だったんですが、範囲を広げて調べた結果、概要は大体わかりました。
コンセプトは、大昔にあったリコー社のマイティーチャーという教育機器と大体同じですが、コントロールを音声だけでなく映像に広げているのがこちらです。
リアルタイムゲームとは全く違うアプローチだったのが実に渋い。
やっぱりソニーは目のつけどころがソニーでした。





トランジスタ技術に載っていたボールゲーム。国産機としてはテレビテニスより早かった一台。
レトロ風味というか中国の古書に載っていた古来の電気装置みたいな雰囲気を狙いました。

この記事を読んだアスキー創業者の西氏いわく「回路図が誤植だらけで電気の知識がないととても作れないらしい」とか。